こんにちは、ベーシック CTO @zaru です。
ベーシック開発部では毎月月末の金曜日にTGIFと称して、 飲み会 + アナログゲームなイベント 技術 LT 大会を開催しています。2年ほど継続しているので、もう24回以上行ってると思いますが(もう数えてない)、今回はベーシックを退職したエンジニア3名をゲストで招いてLTしてもらいました。
実は今までも時々、退職した人にLTやってもらっていたんですが、Cybozu 辞めたエンジニア Meetup に触発されて、どうせならもっと外の話を聞きたい!ということで3名に声をかけさせていただきました。
唐突ですが、TGIFといえば寿司です。
話してもらったテーマ
退職者Yさん: 「僕の伝えたいこと」
タイトルだけだと全然伝わってきませんが、ベーシックを辞めて、フリーランスになり、その後ベンチャーに転職した時に、ベーシックで得た経験がどのように役に立ったのか、という話をしてくれました。会社の中にいると意外と気がつかない経験やスキルが、外に出ると評価されるという良い話でしたね。
- 技術的ジェネラリストは喜ばれるケースが多い
- アウトプットをしていると評価されやすい
この2点が特に良いという話でした。
前者はサーバサイドとアプリが一通りできれば、プロジェクト進行でアプリが遅延している時にはサーバサイドからアプリへ移動してヘルプしたりとフレキシブルな動きができるのが良いと。
後者はエンジニアを外部の人が評価するには、ブログやQiita・GitHubなどのアウトプットがあると、評価されやすいという話で、ベーシックではアウトプットを推奨する活動をしていたりするので、それが良かったのかもしれません。
退職者Kさん: 「Swiftを勉強してRubyのコードが変わった3の事」
ベーシックではRubyをメインで書いていたが、転職後はSwiftを書くようになり、Swiftで学んだことがRubyにどう活かせるのかという面白いお話でした。
- Struct を使うようになった
- メソッドの引数にブロックを活用するようになった
- 抽象クラス abstract class を意識するようになった
最初の2つは、なるほどなるほどという感じでしたが、最後の抽象クラスに関しては言葉の定義や、インターフェイスとは、継承とは…Mix-inは…?みたいな議論に発展して、TGIFの後の飲み会でも盛り上がってました。
別の言語から学ぶ機会が多いと、刺激にもなるし考えの幅も広がっていって良いなと思いました。
スライドもアップされているので、興味のある人は見てみてください。
退職者Kさん: 「Sidekiq Pro: Batches」
最後は、Sidekiq の有料ライセンスである Pro 版の Batches の紹介でした。ベーシックでは Sidekiq はよく使うのですが Pro は使ったことがなかったので、とても良い知見を共有してもらえました。
- 複数のジョブをグルーピングして管理することができる
- グルーピングした結果をコールバックとして受け取ることができる
ちょっと違いますが Workflow engine のような感じですね。依存関係のあるジョブを制御するのは面倒くさい…それが普段使っている Sidekiq の延長でやれるのは魅力的だなと思いました。
退職者の話を聞いて
社外の勉強会とかでもそうですが、自分たちが知らないことが知れるキッカケを作れることが非常に良いなと思いました。しかも過去働いていたので、ベーシックの特性も知りながら話してくれるので、より活用しがいがあるなーと感じました。
改めてゲストの3名、ありがとうございました。
おまけ: 僕が話したこと
CarrierWave にちょっと互換ある GCP Storage 対応クラス というテーマでメタプロの話をしました。LT で5分厳守なのにもかかわらず、大幅超過してしまった反省があるので次回は必ず5分以内に収めます。
他にも WebGL, Go, Rust など、普段メインではあまりふれない技術の LT が多く、刺激になりました。今回の TGIF も非常に楽しかったです。ありがとうございました。
TGIF に興味ある人、募集!
そんなわけで、 TGIF で LT をやりたいプログラマの方、一緒に働きませんか? 興味ある方は@zaruにメンションをいただくか、Wantedlyなどでご連絡くださいませ。