第14回TGIF 「遷移と進化」
今回のTGIFの運営を担当した川又です。
TGIFの運営委員長も担当しています。
我が委員会は、楽しくやれることが一番!ということで割りと放任主義、ゲフン、自由を重んじる委員会になっております。とってもアットホームな委員会となっております。
さて、ぼくは14新卒としてベーシックに入社しましたので、入社から2年半立ったわけですね。感慨深いです。
個人的な話ですが最近だと自分の仕事内容が変化したり、食べ物の好みが変わったり。
先日だと弊社の2階スペースが新しく、とってもおしゃれな空間になりました。
ということ(?)で今回のTGIFは
遷移と進化
というテーマにしました。
♢♢♢ 今回のお品書き ♢♢♢
- 川又 プログラミング技術の軌跡
- 柿崎 canvath リニューアル
- 狩野 皆がルビーのことをもっと好きになるように遷移させたい話
- 寺田 古いシステムのDBを今風にしたかった
- 斎藤 10年前に未踏でやったこと 今振り返ってみて…
以上になります。さて、見ていきましょうっ!
ちなみに前回のTGIFの様子はこちら『第13回TGIF 運営委員も新たにシーズン2です』
今回のTGIFも大量のお寿司と程々なお酒で開催
毎回TGIFには1人1〜2本ほどのお酒を用意しております。飲みながら楽しくやるのが、金曜日を祝う技術会の唯一のルールです。
スミノフはいつも人気だということでちょっと多めに買いました。
また、前回と同じように十分なお寿司も用意があります。
美味しそうですね(^q^)
ここで
余談
をはさみますが
TGIFも14回目にもなると飲み物や食べ物がマンネリ化してきていっつも
「次の回は何を注文しよう?」
となるんですが、ここ最近だと鮨が人気ですね。
ピザなどの暖かい食事だと、発表の最中だんだんと冷えてしまいます。冷えてしまうと、せっかくの美味しさが半減です。
鮨だと時間を置いてもある程度の旨さが担保できるので、長時間の会なら暖かい食事よりは最初から冷えて食べれる物が良いですよね。
ということで最近はお寿司がよく出てきます。鮨、おいしいですよね。
乾杯!!
川又 プログラミング技術の軌跡
一発目の発表者ぼくこと川又は、2年半の軌跡をつらつらと喋ってみました!
ベーシック内でも上位に類するほど広く浅く技術に触れているのがぼくです。
2年半で触れた物は
HTML & JS => PHP => Objective-c => Java => Rails4 => SEO => インフラ => Rails5
という内容です。大体一つの言語に3ヶ月程ですね。う〜ん浅い!
話のスタートはクソコードを大量生産していた研修自体の話になります。
エンジニア歴0はやはりクソコード作ってしまいますよね...
そこから本を読むことを覚え、コピペという術を覚え、リファレンスを組み合わせることを覚えます。
でもなかなか応用できずに混沌を生み出すんですよね。デザインパターンを利用しようとして、神クラスを生み出してしまったりと....色々な失敗という経験を得ました。
そして、初心者エンジニアからスタートした2年半立ってようやく1人でサービスを回せるくらいの技術力になりました。
いやぁ2年半もすれば一人前くらいのエンジニアには慣れるようです。
自分が書いたものとは言え、なかなか見苦しいコードを書いていたなぁと自分でも苦笑い。久々に見る自分が作ったクソコードはなかなか見ごたえがありました(白目)
とは言え、過去を振り返るのはなかなかおもしろかったです。
変数名とか見て「あちゃーこれ絶対なにも考えてないなぁ」と思ったり。
過去の自分との比較でどれだけ成長したか実感が得られるし、もっとよくできそうな点の再発見にもなりました。
柿崎 canvathリニューアル
柿崎くんは今、canvathの様々な処理を簡略化するリニューアルに取り組んでいるようです。
ぼくの同期でもあるんですが、ぼくだけでなく彼もやってる仕事も2年前から大きく変わったな。と、しみじみ思います。しみじみ。
canvathを大きくさせるために幾つもの改修に取り組んでいたcanvathエンジニアチームではありますが、度重なる改修に初期設計のシステムに限界が見え始めていた。
そこで、このタイミングでより大きく成長させるためcanvathのリニューアルに取り組み始めた。
今取り組んでいるシステムの変更によって、より安定的に、より高速にするためにどういうことをしているのかを語ってくれました。
ぼくも結構大きめのシステム改修に取り組んでいますし、参考になりました。
狩野 皆がルビーのことをもっと好きになるように遷移させたい話
狩野さんはRubyが好きに、好きな人はもっと!Rubyが好きに遷移出来る!
そんな発表をしていただけました。
ruby面白い!rubyで俺すげぇしたい!というような導入から発表が始まりました。
rubyのtipsや、rubyの面白い特徴点を3点、語ってくれました。
一番会場がざわついたのが「rubyのclassに直接メソッドが書ける」という点でした。
javaやphpで同じことをやろうとするともちろんerrorが出てしまうやつですが
それこそがrubyならではの良さだと言うことでした。
た、たしかに。ぼくもなんとな〜く使っていましたが、よくよく考えてみると不思議な話しだ。
rubyすごい!
rubyさいくぅ~!
寺田 古いシステムのDBを今風にしたかった
ぼくの事業部の後輩エンジニアの寺田くんはぼくが無茶ぶりで投げたDB設計の仕事の話をしてくれました。
いやぁ、なかなか骨太な再設計なタスクでしたね。
2〜3年の歴史が降り積もったレガシーなサービスのデータベースの再設計だったので、大変な事が多かったようです。
例えばで言うと....
「TIDってなんだよ!」
「TranferテーブルIDの外部キーか?....いや、データ数会わないぞ!」
「データ数合うのは...Statementテーブルだ!」
「なんで二文字目使ってるんだ!?」
レガシー且つ、初期設計のドキュメントもない中よく再設計を行ってくれました。
寺田くんは盛り上げるのが上手く、その持ち前の勢いで
会場全体を和やかな笑いで包みこみました。そんな気持ちのいい発表でした。
斎藤 10年前に未踏でやったこと 今振り返ってみて…
斎藤さんは「未踏」というITを駆使してイノベーションを生み出す事をやっていた時代に取り組んだことの一つを紹介してくれました。
2007年のまだiPhoneなどスマホなんてないときに
WebのPersonalize化
をどうすれば実現できるか?というのに挑戦した話です。
プライバシーの保護を考え、ブラウザのデータベースを利用する方法でデータの取得を行って実現したようです。
実現のためのアイディアとして「Suicaのように、タッチするときだけに金銭のやり取りが発生する」ということに着目したそうです。
接続しているユーザーの情報のみを取得することで、上手くプライバシーを守りつつデータを溜めてPersonalizeすることが出来た。
iPhoneが出た後、流石にスマホのブラウザにデータベースを構築できなかったようです。しかし、別の箇所にデータを貯めるところ作り上手く再度実装出来たそうです。
仕組みや過程はなんとなく分かるんですが、いざ実装しようと思うとどういう技術なのかがわからないのがちょっと悔しいところですね。
発表の最後に
多摩美の教授から言われた一言
「倫理的な問題が解決されたと言っているが君自身が安全な人間であると言うことをどうやって証明するのか?」
という質問を斎藤さん自身が投げかけられたそうです。
これになんて回答したかというのがTGIF視聴者の皆さんに問いかけとしてありました。
さて、なんて答えたでしょう?
ヒントはエンジニア的な回答です。
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答えは「オープンソース」にする。と言うものでした。
なるほどぉ!と会場からは感嘆の声が上がりましたが多摩美の教授の反応は「え、ああうん...」とややそっけないものだったそうです。
倫理とか、哲学とかそういった話をしようとしたのにちょっと違ったんでは。と言う話でした。
今回のTGIFも大量のお寿司と程々なお酒で開催 おわりに
さて、今回は久々のテーマありのTGIFでした。
最後に「テーマありのTGIF」はどうだったか?
という質問をしたところ、聞き手としては「テーマがあろうがなかろうが関係ないな」と言う様子でしたが、発表者には好評でした。
理由は「作りやすかった」という点ですね。
たしかに、ぼくも作りやすかったです。テーマさいくぅー。
では、また次回!